シール不具合調査

ゴムシールの不具合を調べるための確認事項

交換品を選ぶ前に、不具合品と使用履歴を保全してください。損傷箇所を、取付、媒体、動作、使用時間と関連付けて調査します。

01 / シール不具合調査

部品と履歴を保全する

組立状態を変える前に、取付位置と損傷を撮影してください。返却品、包装、入手可能なら未使用の比較品を保管します。品番、図面改訂、配合、ロットを記録してください。調査対象の状態を識別できるよう、試料の扱いと返送条件を合意します。

02 / シール不具合調査

発生までの記録をまとめる

保管、取付け、最初の変化までの順序を説明してください。

シール不具合調査の記録
記録収集する情報
初期状態元図面、仕様、初期検査、未使用試料
時系列保管、取付け、最初の症状、使用時間、直近の変更
組付け位置、向き、工具、潤滑剤、締付け順序、相手面
接触条件流体・気体の全情報、洗浄、汚染、温度・圧力履歴
機械条件動作、荷重、予荷重、速度、サイクル、すきま、整列状態
観察位置とスケールのある写真、漏れ・応答記録、影響数量
比較問題のない位置・ロット、保管材料、対応する運転記録

03 / シール不具合調査

観察内容から次の確認資料を選ぶ

原因を選ぶ前に、見えている状態を記録します。同じ形状でも複数の説明があり得るため、次の項目で調査を整理します。

観察された変化と比較する資料
観察比較する資料
切傷・ねじれた表面損傷位置、組付け経路、工具、溝、動作。必要に応じ気体圧力履歴
すきまへの端部変位実際のすきまと公差、支持、配合、温度・圧力履歴
摩耗・摩擦音相手面、粒子、潤滑、速度、荷重、再現できる運転条件
亀裂・破断起点、方向、ひずんだ形状、荷重経路、熱・オゾン・気体の接触履歴
復元低下・平坦化初期形状、取付圧縮、時間、温度、除荷条件
粘着・白色付着物受入状態の試料、包装、保管、洗浄、残留物、未処理比較品
着色・隣接部の腐食ゴムと樹脂または金属と被膜の組合せ、接触時間、水分、残留物、ブランク対照
流体・センサーの変化流体と部品の識別、接触条件、比較試料、測定された機能変化
接着部の分離位置、金属前処理とロット、破面、荷重、組付け記録

04 / シール不具合調査

温度と気体の評価を分ける

低温機能の課題では、ガラス転移値が報告されている場合の方法と試験片を含む材料報告書を、組付け評価と合わせて保管します。熱老化では接触・荷重履歴を試料に添えます。加圧気体では組成、圧力、保持時間、温度、減圧順序を提示し、配合ごとの試料と合否判定手順を合意します。

05 / シール不具合調査

調査課題に合う測定を選ぶ

材料特性、界面状態、組付け機能など、調べる課題に合う測定を選びます。各結果に試料識別、方法、条件を添えてください。圧縮永久ひずみと保持力、材料の透過と組立体の漏れをそれぞれ分けて扱います。

06 / シール不具合調査

対策案を検証する

新しい材料や形状を採用する前に、仮説、変更内容、試料識別、試験条件を合意します。合否基準、組付け試験、判定責任を定めてください。対策前後の記録を残し、継続供給でも関連ロットを追跡します。

要件から部品の検討へ

仕様を相談する

図面の送付または用途の説明に、使用条件、材料要件、数量を添えてください。

案件要件を送る